1/9 東京都現代美術館

 前から行ってみたかった現代美術館へ。定期圏内で行けるので、もっと早く行くべきだったと心から思う。
 特に見たい展示も決まってなかったため、常設展・企画展すべてセットになったチケットを購入。わりとセット券購入する人少ないのかな。前後の人は企画展のみ購入していたよう。まず人の少なそうなレベッカ・ホルン展から。

企画展:レベッカ・ホルン

 奇抜な展示に目を奪われるも、機械仕掛けの作品の動きを見ているうちに、次第に気持ちが静かになっていく不思議な感覚に襲われた。「静かな叛乱」というコピーはとてもよくできていると思う。作品『鯨の腑の光』でチルアウト。

企画展:ラグジュアリー:ファッションの欲望

 最も来場者が多かったような印象。特にファッション系の学生ぽい人がそこかしこにいた。個人的にはあまり興味が湧かなかったのでさっと見て回った。

常設展

 天井からぶら下がる布、その中の発泡ビーズ、香辛料。不思議な空間を通り抜けて、たどり着いた展示に心を奪われた。「特集展示 岡崎乾二郎」。一見無作為に散りばめられた、でも絶妙なバランスを保った色合いの妙とその背景にある物語にすっかり魅せられ、絵を見ている最中はずっと胸が高鳴っていたように思う。具象的過ぎない、音楽で言えばエレクトロニカのような、とにかく、とても好きで。この日一番の収穫。そのほかの展示では、北代省三の作品が好きだったな。幾何学的な、秩序だった作品が好きなのは昔から変わらない。